inu-daisukiのブログ

 犬好きです。いろんなことに挑戦しています。英語、中国語、フランス語、韓国語、カラオケ、健康体操、野鳥観察、文学、哲学書・宗教書を読む、認知症サポーター、地域コミュニティーの在り方、図書館の在り方、老人会(寿会)の在り方探索、国際交流、短歌、俳句、川柳、各紙への投稿等々……。しかし、どれも中途半端なので、最近は、とりあえず英語が流暢に話せるようになるため、多くの時間をかけています。

inu-daisukiのブログの新着ブログ記事

  • Heikemonogatari 3 Tomoakira the last

    Tomoakira the last知章最期  門脇中納言教盛卿の末子、蔵人大夫成盛は、常陸国住人土屋五郎重行にくんで討たれ給ひぬ。……新中納言知盛卿は、生田森大将軍にておはしけるが、其勢みな落失せて、今は御子武蔵守知明、侍に監物太郎頼方、ただ主従三騎になって、たすけ舟に乗らんと汀のかたへ落たまふ... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Slope dropping

    Slope dropping坂落  惣じて源平乱あひ、入れかへ入れかへ、名のりかへ、をめきさけぶ声、山をひびかし、馬の馳ちがふおとは、いかづちの如し。……九郎御曹司、搦手にまはって、七日のひの明ぼのに、一の谷のうしろ鵯越にうちあがり、すでに落さんとしたまふに、其勢にや驚たりけん、大鹿二つ・妻鹿一へ... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 To pioneer

    To pioneer一二之懸  六日の夜半ばかりまでは、熊谷・平山搦手にぞ候ける。……平山は、身にかへて思ひける旗さしを射させて、かたきのなかへ割って入り、やがて其敵をとってぞ出たりかる。熊谷の分捕あまたしたりけり、……さてこそ熊谷・平山が一二のかけをばあらそひけれ。(p294~306)  熊谷、... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Old age horse

    Old age horse  武蔵坊弁慶、老翁を一人具して参りたり。御曹司、「あれはなにものぞ」と、問たまへば、「此山の漁師で候」と申す。「さては案内は知ったるらん。ありのまゝに申せ」とこそのたまひけれ。……「ゆめゆめ叶ひ候まじ。卅丈の谷、十五丈の岩さきなンど申所は、人のかようべき様候はず。まして... 続きをみる

  • U.S.researchers say they have shown that the Zika virus can kill stem cells in brain tumors

     Scientists who study viruses have long tried to harness their power to cause illness in healthy cells, and engineer them to attack and destroy cance... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Old age horse

    Old age horse老馬  大臣殿は、安芸右馬助能行を使者で、平家の君達のかたがたへ、「九郎義経こそ、三草の手を攻め落いて、すでに乱れ入候なれ。……」……五日の暮がたに、源氏、●(山+昆)陽野(こやの)をたって、ようよう生田の森に攻めちかづく。……源氏、手々に陣をとってとほ火をたく。……六日... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Battle in Mikusa

    Battle in Mikusa三草合戦  平家の方には、大将軍小松新三位中将資盛(すけもり)……三草の山口に陣をとる。その夜の戌の剋ばかり九郎御曹司、土肥次郎を召して、「平家はこれより三里へだてて三草の山の西の山口に大勢でひかへたんなるは、今夜夜討によすべきか、あすのいくさか」とのたまへば、田代... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Mikusa in full force

    Mikusa in full force三草勢揃(みくさせいぞろえ)  正月二十九日、範頼・義経院参して、平家追討のために西国に発向すべきより奏聞しけるに、「本朝には、神代よりつたはれる三の御宝あり。内侍所・神璽・宝剣これ也。相構て、事ゑなくかへし入れたてまつれ」と仰下さる。両人かしこまりうけ給は... 続きをみる

  • Kate and Prince William are expecting their third child

    Kate and Prince William are expecting their third child, Kensington Palace has confirmed. Duke and Duchess of Cambridge  ケンブリッジ公爵夫妻 be expecting one'... 続きをみる

  • Part of a Roman city found off the coast of northeastern Tunisia

    Part of a Roman city that experts believe was submerged in the 4th century has been found off the coast of northeastern Tunisia Source: CNN ancient R... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Higuchi chubatuserare

    Higuchi chubatuserare樋口被討罰  今井が兄樋口次郎兼光は、十郎蔵人討たんとて、河内国長野の城へ越えたりけるが、そこにては討ち漏らしぬ。紀伊国名草にありと聞えしかば、やがてつづいて越えたりけるが、都にいくさありと聞て馳せのぼる。……同廿四日、木曽佐馬頭幷余党五人が頸、大路をわた... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 KIso the end

    KIso the end木曽最期  木曽殿は、信濃より、巴・山吹とて二人の便女を具せられたり。山吹はいたはりあって都にとどまりぬ。中にも巴は、いろしろく髪ながく、容顔まことにすぐれたり。ありがたきつよ弓・精兵、馬の上、かちだち、うち物もっては鬼にも神にもあはうどいふ一人当千の兵もの也。……されば今... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Ujigawa best action,River battle

    Ujigawa best action宇治川先陣、River battle河原合戦  佐々木四郎が給はったる馬は、黒栗毛なる馬の、きはめてふとうたくましいが、馬をも人をもあたりをはらってくひれば、いけずきとつけられたり。……日記をひらいて御覧ずれば、「宇治川の先陣佐々木四郎高綱、二陣梶原源太景季」... 続きをみる

    nice! 1
  • Heikemonogatari 3 Topic of Ikezuki

    Topic of Ikezuki生ズキノ沙汰  寿永三年正月一日、院の御所は、大膳大夫成忠が宿所、六条西洞院なれば、御所のていしかるべからずとて、礼儀おこなはるべきにあらねば、拝礼もなし。……同正月十一日、木曽左馬頭義仲、院参して、平家追討のために西国へ発向すべきよし奏聞す。同十三日、既に門出と聞... 続きをみる

  • North Korea tested a hydrogen bomb

    North Korea sharply raised the stakes Sunday in its standoff with the rest of the world, detonating a powerful nuclear device that it claimed was a h... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Hojyuji battle

    Hojyuji battle法住寺合戦    院方に候ける近江守仲兼、其勢五十騎がかりで、法住寺殿の西の門をかためてふせく処に、近江源氏山本冠者義高馳来たり。……くさか党加賀房といふ法師武者ありけり。……わが馬ひあいなりとて、主の馬に乗かへたれども、そこにてつひに討たれにけり。……木曽左馬頭、平家... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Tuzumi hogan

    Tuzumi hogan鼓判官  凡京中に源氏みちみちて、在々所々に入りどりおほし……木曽の左馬頭のもとへ、法皇より御使あり。「狼藉しづめよ」と仰下さる。御使は、壱岐守朝親が子に、壱岐判官朝泰といふ者也。天下にすぐれたる鼓の上手でありければ、時の人、鼓判官とぞ申ける。朝泰……「義仲をこの者で候。只... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Muroyama

    Muroyama室山  さる程に、木曽殿は備中国万寿の庄にて勢ぞろへして、八島へ既によせむとす。其間の都の留守におかれたる樋口次郎兼光、使者を立てて、「十郎蔵人殿こそ、殿のましまさぬ間に、……讒奏せられ候なれ。西国の軍をば、暫さしおかせ給ひて急ぎのぼらせ給へ」と申ければ、木曽、「さらば」とて、夜を... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Seno the end

    Seno the end瀬尾最期  木曽の左馬頭、是を聞き、「やすからぬ事なり」とて、一万騎で山陽道へ馳下る。平家の侍、備中国の住人、妹尾太郎兼康は、北国の戦ひに、加賀国住人の次郎成澄が手にかゝていけどりにせられたりしを、成澄が弟倉光の三郎成氏にあづけられたり。聞ゆる甲の者、大ぢからなりければ、木... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Mizushima battle

    Mizushima battle水島合戦  平家は讃岐の八島にありながら、山陽道八ケ国、南海道六ケ国、都合十四箇国をぞうちとりける。木曽左馬頭、是をきゝ、やすからぬ事なりとて、やがてうってをさしつかはす。……同閏十月一日、水島がとに小船一艘出できたり。あま舟、釣舟かと見る程に、さはなくして、平家方... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Nekoma

    Nekoma猫間  泰定都へのぼり院参して、御坪の内にして、関東のやうつぶさあに奏聞しければ、法皇も御感ありけり。……兵衛佐はかうこそゆゝしくおはしけるに、木曽の左馬頭、都の守護してありけるが、たちゐの振舞の無骨さ、物言ふ詞つづきのかたくななる事、かぎりなし。ことわりかな、二歳より信濃国木曽といふ... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Decree of emperor for Seii Shogun

    Decree of emperor for Seii Shogun征夷将軍院宣  さる程に、鎌倉の前右兵衛佐頼朝、已ゐながら征夷将軍の院宣を蒙る。「……いかんが私でうけとり奉るべき。若宮の社にて給はらん」とて、若宮へ参りむかはれけり。……貌(かお)大に、せいひきかりけり。容貌悠美にして、言語分明也... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Dazaihu leave

    Dazaihu leave大宰府落  平家、いまは宮こを定め、内裏つくるべきよし沙汰ありしに、維義が謀叛と聞えしかば、いかにとさわがれけり。……平家は緒方三郎維義が三万騎の勢にて、既によすと聞えしかば、とる物もとりあへず大宰府をこそ落ち給へ。……小松殿の三男左の中将は、もとより何事もおもひ入れたる... 続きをみる

  • A German nurse currently serving a life sentence in prison for murdering six patients may have killed 84 more

    Berlin (CNN)A German nurse currently serving a life sentence in prison for murdering six patients may have killed 84 more, making him one of the coun... 続きをみる

  • Words for debate

    reflex impose dim accel step on the gas ((口))自動車のアクセルを踏む,速力を出す;急ぐ 1((米口))ガソリン(gasolineを短縮した形) 2=gas pedal brake limited license for eldery cognitive ... 続きをみる

  • "Convenience person" (Murata Sayaka) is funny

    『コンビニ人間』(村田沙耶香)って面白い  第155回芥川賞をとった本である。  主人公・古倉はコンビニを愛し、コンビニでしか働けない人間である。同僚の白羽と同棲した。周囲は、すわっ、いよいよ結婚か、と喜んだが、本人たちは何も感じない。  世間の常識で彼女を測ろうとすると、こちらが混乱する。とにか... 続きをみる

  • Forme impérative du verbe

    動詞の命令形Forme impérative du verbe                tu          nous          vous avoir       aie        ayons         ayez être         sois      soyons... 続きをみる

  • SDGs

      夏季大学講座で「SDGs」の講義を聞いてきた。中身をほとんど知らなかったので、とてもためになった。  SDGsとは、2030年めざし、国連が主導する「持続可能な開発目標」である。17ゴール、169ターゲットある。私たちがどうしても必要不可欠なものを挙げると、すべてこの中に入ってしまうので、難し... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Natora,Odamaki

    Natora名虎  同八月十日、院の殿上にて除目おこなはる。木曽は左馬頭になって、越後国を給はる。其上朝日の将軍といふ院宣を下さりけり。……同十六日、平家の一門百六十余人が官職をとゞめて、殿上のみふだをけづらる。……同八月十七日、平家は筑前国三笠の郡大宰府に着給へ。(p138~148) Odama... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Emperor sanmon arrives

    Emperor sanmon arrives山門御幸  寿永二年七月廿四日夜半ばかり、法皇は按察大納言資方卿の子息、右馬頭資時ばかり御供にて、ひそかに御所を出させ給ひ、鞍馬へ御幸なる。……平家は落ちぬれど、源氏はいまだ入かはらず。既に此京はぬしなき里にぞなりにける。……同廿八日に、法皇宮こへ還御な... 続きをみる

  • Zhànzhe

    站着Zhànzhe:立っている 我站着工作。Wǒ zhànzhe gōngzuò:立ったまま作業する。

  • bān

    在中学念书时,他班次比我高。 Zài zhōngxué niànshū shí, tā bāncì bǐ wǒ gāo. 中学で学んでいる時,彼は私より学級が上だった.

  • Heikemonogatari 3 Hukuhara leave

    Hukuhara leave福原落  平家は、小松三位中将維盛卿の外は、大臣殿以下妻子を具せられけれ共、……はるばるきぬと思ふにも、たゞ尽きせぬ物は涙なり。浪の上に白き鳥のむれゐるを見給ひては、「かれならん、在原のなにがしの、すみ田川にてこととひけん、名もむつましき都鳥にや」と哀也。寿永二年七月廿... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Heike famiry Metropolitan leave

    Heike famiry Metropolitan leave一門都落  池の大納言卿も、池殿に火をかけて出られけるが、……落行平家は誰々ぞ。前内大臣宗盛公……木曽既に北国より五万余騎で攻めのぼり、比叡山東坂本にみちみちたんなり。此夜半ばかり法皇もわたらせ給はず、……(p106~116)  逃げる... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Tadanori Metropolitan leave

    Tadanori Metropolitan leave忠教都落  薩摩守忠教は、いづくよりやかへられたりけん、……「一門の運命はや尽き候ぬ。撰集びあるべき由承候しかば、生涯の面目に、一首なり共、御恩をかうぶらうど存じて候しに、」……一首ぞ、「読人知らず」と入られける。さゞなみや志賀の都はあれにしを... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Emperors visit

    Emperors visit聖主臨幸  或は聖主臨幸の地也。……「汝等が魂は、皆東国にこそあるらんに、ねけがらばかり西国へ召し具すべき様なし。急ぎ下れ」と仰られければ、知からなく涙をおさへて下りけり。これらも廿余年の主なれば、別の涙おせへがたし。  主従が別れ別れになっていく。

  • Françoise

    Paul danse mieux qu'Anne. Il y a moins de manifestations au Japon. Marie travaille autant que Françoise. Pierre est mon meilleur élève. Paul dances b... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Emperor Metropolitan leave

    Emperor Metropolitan leave 主上都落  その夜、法皇をば内々平家のとり奉て、都の外へ落ち行べしといふ事を聞しめされてやありけん。……いかにせん藤のすゑ葉のかれゆくをただ春の日にまかせてや見ん……北山の辺、知足院へ入らせ給ふ。……平家都を落行に、六波羅・池殿・小松殿・八条・... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Kiso Reply sentence

    Reply sentence返牒  案のごとく、山門の大衆此状を披見して、僉議まちまちなり。……六月十日の牒状、同十六日到来。披閲のところに、数日の鬱念一時に解散(げさん)す。凡平家の悪逆、累年に及んで、朝廷の騒動やむ時なし。事人口にあり、異失するにあたはず。……止観十乗の梵風は、奸侶を和朝の外に... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Kiso SanmonTurning sentence

    Kiso SanmonTurning sentence木曽山門牒状  木曽、越前の国府について、家の子・郎党召しあつめて評定す。(p58)  牒状の一部を引用する。  義仲倩平家の悪逆を見るに、保元・平治よりこのかた、ながく人臣の礼をうしなふ。……恣に帝位を進退し、あくまで国郡を虜領す。……乞願は... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 On the contrary to die

    On the contrary to die還亡  上総督忠清・飛騨督景家は、をとゝし入道相国薨(こう)ぜられける時、ともに出家したりけるが、今度北国にて子ども皆ほろびぬと聞いて、其思ひのつもりにや、つひになげ死にぞ死ににける。……六月一日、蔵人右衛門権佐長・神祇権少副大中臣親俊を殿上の下口へ召し... 続きをみる

  • Democratic representative champion lacking excitement

    Democratic representative champion lacking excitement盛り上がりに欠ける民進代表選  民進党代表選である。9月1日の投開票日を目指して、前原誠司元外相と枝野幸男元官房長官が争っている。期待された蓮舫代表が1年にも満たず辞任したため、秋の臨時国会前... 続きをみる

  • North Korea fires missile over Japan

    North Korea fires missile over Japan; attack warnings sounded; launch an 'unprecedented threat' unity団結 condemnation激しい非難 threatening脅迫的な launch(ed)発... 続きをみる

  • This Japanese robot can host low-cost Buddhist funerals

    This Japanese robot can host low-cost Buddhist funerals Buddhist  仏教(の) funeral  葬式 unveil  (新製品などを)発表する、披露する chant Buddhist sutra  お経を上げる beat a woo... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Sanemori

    Sanemori真盛  又武蔵国の住人長井斎藤別当実守、みかたは皆落ちゆけ共、ただ一騎かへしあはせ返しあはせ防たゝかふ。「……又老武者とて人のあなどらんも口惜かるべし」と申しければ、「さもあるらん」とてあらはせて見給へば、白髪にこそ成にけれ。  齋藤別当は、水鳥の羽音におどろいて、矢ひとつだに射ず... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Kurikara drop

    Kurikara drop倶利迦羅落  さるほどに、源平両方陣をあはす。陣のあはひわづかに三町ばかりによせたり。源氏もすゝまず、平家もすゝまず。……次第にくらうなりければ、北・南よりまはッつる搦手の勢一万余騎、倶利迦羅の堂の辺にまはりあひ、えびらのほうだて打たゝき、時をどッとぞつくりける。平家うし... 続きをみる

  • George and Amal Clooney, will reportedly donate $1 million to an organisation that tracks hate groups

    George and Amal Clooney, will reportedly donate $1 million to an organisation that tracks hate groups. In a statement to People, which reported the m... 続きをみる

  • CNF

    製品情報 セルロースナノファイバー(CNF):cellenpia  セルロースナノファイバー(以下CNF)は、木を構成する繊維をナノレベルまで細かくほぐすことで生まれる最先端のバイオマス素材です。  植物繊維由来であることから、生産・廃棄に関する環境負荷が小さく、軽量であることが特徴で、弾性率は高... 続きをみる

  • Samsung chief Jay Y. Lee sentenced to a 5-year jail term

    Samsung chief Jay Y. Lee sentenced to a 5-year jail term, convicted of bribery and embezzlement vice chairman 副会長 sentence (人) to _ years (in prison)... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 A wish statement

    A wish statement願書  木曽の給ひけるは、「平家は定大勢なれば、砺浪山打越てひろみへ出て、かけあひのいくさにてこそあらんずらむ。但かけあひのいくさは、勢の多少による事也。大勢かさにかけてはあしかりなむ。まず旗さしを先だてて、白旗をさしあげたらば、……」……木曽殿、国の案内者を召して... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Hiuchi battle

    Hiuchi battle火打合戦  木曽義仲身がらは氏信濃にありながら、越前国火打が城をぞかまへける。……城の内にありける平泉寺の長吏齋明威儀師、平家に志ゆかゝりければ、山の根をまわッて、消息をかき、ひき目のなかに入て、忍やかに平家の陣へぞ射たる。(p20~22)  情報作戦が大事。

  • Wisdom of the Lotus Sutra Vol.4

    Wisdom of the Lotus Sutra Vol.4法華経の智慧 第4巻 如来寿量品  生きて生きて生き抜くのが「寿量品の心」 池田 人生、何が確実かと言って、「いつかは必ず死ぬ」ことほど確実なことはない。ほかのすべてが“不確か”で、変化、変化している時代にあって、これだけは永遠に“確か... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Tikubusima admire

    Tikubusima admire竹生島詣  其中にも経正は、詩歌・管弦に長じ給へる人なれば、かゝるみだれの中にも心を澄まし、湖のはたに打出で、遥に奥なる島を見わたし、……「あれをばいづくといふぞ」ととはれければ、「あれこそ聞え候竹生島にて候へ」と申。  韓国との間に現在、領土問題が起きている「竹... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Hokkoku geko

    Hokkoku geko 北国下向  さる程に木曽、東山・北陸両道を従へて、五万余騎の勢にて京へ攻めのぼるよし聞えしかが、平家はこぞよりして、「明年は馬の草がひについて、いくさあるべし」と披露せられたりければ、……まづ木曽冠者義仲を追悼して、其後兵衛佐を討んとて、北陸道へ討手をつかはす。  いよい... 続きをみる

  • Heikemonogatari 3 Shimizu kanjya

    Shimizu kanjya清水冠者  寿永二年三月上旬に、兵衛佐と木曽冠者義仲不快の事あり。……木曽、真実意趣なき由をあらはさむがために、嫡子清水冠者義重とて、生年十一歳になる小冠者に、……兵衛佐の許へつかはす。  自分の子どもを兵衛佐に預け意趣ないことを表明した。

  • I cry in Kogo of tragic love

    I cry in Kogo of tragic love悲恋の小督に涙する 初めて『平家物語』を読む 平家読み 悲恋の小督(こごう)に 涙する 75歳の 青年我は

  • Heikemonogatari 2 Yokota river beach battle

    Yokota river beach battle横田河原合戦  信乃源氏井上九郎光盛がはかり事に、にはかに赤旗を七ながれ作り、三千余騎を七手にわかち、あそこの峰、こゝの洞より、あかはたども手々にさしあげてよせければ、城の四郎是をみて、「あはや此国にも平家のかたうどするひとありけり」と、「ちからつ... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Hoarse voice

    Hoarse voice嗄声  さる程に、越後国の住人城太郎助長、越後守に任ずる朝恩のかたじけなさに、木曽追討のために、都合三万余騎……夜半ばかり俄に大風吹大雨くだり……雲井に大なる声のしはがれたるをもッて……城太郎をはじめとして、是を聞くものみな身の毛よだちけり。……館へ帰り、うちふる事三時ばか... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Gion nyogo2

    Gion nyogo祇園女御2  運命の末になる事あらはなりしかば、年来恩顧の輩の外は、随つくものなかりけり。東国には草も木もみな源氏にぞなびきける。  平家の終わりをにおわせる表現だ。

  • Heikemonogatari 2 Gion nyogo

    Gion nyogo祇園女御  又ある人も申しけるは、清盛は忠盛が子にはあらず、まことには白河院の皇子也。(p306)  有名人にはいろんな面白いエピソードがあるもんだ。  

  • Heikemonogatari 2 Jishinbo

    Jishinbo慈心房  ふるい人の申されけるは、清盛公は悪人とこそ思へども、まことは慈恵僧正の再誕なり。……日本の平大相国と申人、摂津国和多の御崎を点じて、四面十余町に屋を作り、……天台の仏法護持のために、日本に再誕す。(p298~304)  なるほど、清盛が慈恵僧正の再誕か?

  • Heikemonogatari 2 Tukishima

    Tukishima築島  やがて葬送の夜、ふしぎの事あまたあり。……此禅門薨ぜられぬる後は、供仏施僧のいとなみといふ事もなし。朝夕は、ただいくさ合戦のはかり事より外は他事なし。……彼島は、去る応保元年二月上旬に築はじめられたりけるが……経の島とは名づけたれ。(p294~298)  清盛死後、不思議... 続きをみる

  • Let's listen to the voice of the child

    Let's listen to the voice of the child 子どもの声を聴こう たてばやし 市子育連だより 46号 子ども議会より ◆ 道路整備と安全について 五小 岡崎陽都 小学校に通学路などの危険な場所を答えてもらい、そこに市長さんたちが行き、自分の目で確認し、道路整備と安全... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Death of Nyudo

    Death of Nyudo入道死去  其後、四国の兵共、みな河野四郎に従火着く。……同四日、やまひにせめられ。せめての事に板に水をいて、それに臥しまろびたまへども、たすかる心血もした魔はず。悶絶躃地(びゃくじ)して、遂にあつち死にぞしたまひける。……さしも日本一州に名をあげ、威をふるッし人なれど... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Hikyaku arrived

    Hikyaku arrived飛脚到来  同十二日、鎮西より飛脚到来。……同十六日、伊予国より飛脚到来す。去年冬比より河野四郎道清をはじめとして、四国のものども、みな平家をそむいて源氏に同心のあひだ……まづ西寂を生どりにして、伊予国へおしわたり、父が討たれたる高直城へさげもてゆき、のこぎりで頚をき... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Turn a document

    Turn a document廻文  さる程に、其比信濃国に、木曽冠者義仲といふ源氏ありと聞えけり。……やうやう長大するまゝに、ちからも世にすぐれてつよく、心もならびなく甲也けり。……「兵衛佐頼朝既に謀反をおこし、東八カ国を討ち従へて東海道よりのぼり、平家を追ひ落サントスなり、義仲も東山・北陸両道... 続きをみる

  • Wal-Mart Stores is teaming up with Google to enter the nascent voice-shopping market

    CHICAGO (Reuters) - Wal-Mart Stores Inc (WMT.N) is teaming up with Alphabet Inc’s (GOOGL.O) Google to enter the nascent voice-shopping market, curren... 続きをみる

  • tout de suit

    Il vaut mieux écrire à vos parents tout de suit. Il vaut mieux+不定詞:~したほうがよい

  • Heikemonogatari 2 Kogo

    Heikemonogatari 2 Kogo小督  主上(高倉天皇)恋慕の御思ひにしづませおはします。申なぐさめまゐらせんとて、中宮の御かたより、小督殿と申女房をまゐらせらる。此女房は、桜町の中納言重教の卿の御むすめ、宮中一の美人、琴の上手にておはしける。冷泉大納言高房卿いまだ少将なりし時、みそめ... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Nara flames to be continued

    Nara flamesto be continued 奈良炎上つづき  廿九日、頭中将、南都(奈良)ほろぼして北京(京都)へ帰りいらる……東大寺・興福寺のほろびぬるあさまッしさに、沙汰に及ず、……あさましかりつる年も暮れ、治承も五年になりにけり。(p240~242)  かくして南都は破壊された。死... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Nara flames

    Nara flames奈良炎上  あゆみもえぬ老僧や、尋常なる修学者、児ども、女童は、大仏殿の二階のうへ、山階寺のうちへわれさきにとぞにげゆきける。大仏殿の二階には、千余人のぼりあがり、かたきのつづくをのぼせしと、橋をひいてンげり。猛火はまさいうおしかけたり。をめきさけぶ声、焦熱・大焦熱・無間阿鼻... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Miyako return

    Miyako return都帰  今度の都遷(うつり)をば、君も臣も御なげきあり。(p228)  福原からまた都を戻すことに清盛の惑いを感じる。

  • mon rêve

    De quoi parlez-vous? ーJe parle de mon rêve. What are you talking about? ー I speak my dream.

  • Navy warship collided with a commercial tanker east of Singapore

    (CNN)As search teams continued Tuesday to look for 10 American sailors missing after a Navy warship collided with a commercial tanker east of Singapo... 続きをみる

  • Australian researchers have made a breakthrough in the treatment of peanut allergy

    Australian Associated Press Wednesday 16 August 2017 23.35 BST Last modified on Thursday 17 August 2017 22.00 BST Australian researchers have made a ... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Goseti no sata

    Goseti no sata五節之沙汰  五節はこれ清御原(きよみはら)のそのかみ、吉野の宮にして、月しろく嵐はげしかりし夜、御心をすましつゝ、琴をひき給ひしに、神女あまくだり、五たび袖をひるがへす。これぞ五節のはじめなる。(p228)  清御原(きよみはら):第40代天武天皇。飛鳥の浄御原で即位... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Hujikawa river

    Hujikawa river富士川  さる程に、福原には、勢のつかぬ先に急ぎ打手をくだすべしと、公卿僉議あッて、大将軍には小松権亮少将維盛、副将軍には薩摩守忠教、都合其勢三万余騎、……都をば三万余騎で出でしかど、路次の兵召し具して七万余騎とぞ聞えし。先陣は蒲原・富士河にすゝみ、後陣はいまだ手越・宇... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Emperor's words at Hukuhara  

    Emperor's words at Hukuhara福原院宣 院宣:院司が上皇や法皇の意志を奉じて出す奉書  近藤国高といふものにあづけられて、伊豆国奈古屋がおくにぞ住みける。さる程に兵衛佐殿へ常は参ッて昔今の物がたりども申てなぐさむ程に、或時文覚申けるは、……「…今はわとの程将軍の相持ッたる人... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Bungaku is flown

    Bungaku is flown文学被流  をりふし御前には、太政大臣妙音院、琵琶かきならし、朗詠めでたうせさせ給ふ。……文覚が大音声出で来て、調子もたがひ、拍子もみな乱れにけり。……まことにただ人ともおぼえぬ事どもおほかりけり。(p190)  文覚が場所柄もわきまえず、傍若無人に勧進帳を読み上げ... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Bungaku aragyo

    Bungaku aragyo文学荒行  抑かの頼朝と申は、去る平治元年十二月、父佐馬頭義朝が謀反によッて、歳十四歳と申し永暦元年三月廿日、伊豆国蛭島へ流されて、廿余年の春秋をおくりむかふ。……高尾の文覚上人の申すゝめられたりけるとかや。……彼文覚と申は、もとは渡辺の遠藤左近将監茂遠が子、……十九の... 続きをみる

  • Heikemonogatari 2 Kanyokyu

    Kanyokyu咸陽宮  又先蹤を異国に尋に、燕の太子丹といふもの、秦始皇帝にとらはれて、いまいめをかうぶる事十二年、太子丹涙を流いて申けるは、「われ本国に老母あり。……」……秦の始皇帝はのがれて、燕丹つひにほろびにき。されば今の頼朝も、さこそあらんずらめと、色代する(お世辞を言う)人々もありける... 続きをみる

  • at least 14 people dead and injuring more than 100 others in Barcelona and another popular Spanish seaside city

    Drivers ploughed into pedestrians in two quick-succession, separate attacks in Barcelona and another popular Spanish seaside city, leaving at least 1... 続きをみる

  • tèyì

    Wiktionary日本語版(中国語カテゴリ) 出典:Wiktionary 特意 tèyì 特意挡住了。Tèyì dǎngzhùle:敢えて受け止めた。  谢谢特意远道而来。Xièxiè tèyì yuǎndào ér lái.:遠くまでわざわざありがとう。 特意来到这里却毫无意义。Tèyì lá... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ㉔

    五十六 「私は殉死という言葉をほとんど忘れていました。平生へいぜい使う必要のない字だから、記憶の底に沈んだまま、腐れかけていたものと見えます。妻の笑談じょうだんを聞いて始めてそれを思い出した時、私は妻に向ってもし自分が殉死するならば、明治の精神に殉死するつもりだと答えました。私の答えも無論笑談に過... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ㉓

    五十一 「Kの葬式の帰り路みちに、私はその友人の一人から、Kがどうして自殺したのだろうという質問を受けました。事件があって以来私はもう何度となくこの質問で苦しめられていたのです。奥さんもお嬢さんも、国から出て来たKの父兄も、通知を出した知り合いも、彼とは何の縁故もない新聞記者までも、必ず同様の質問... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ㉒

    四十六 「私は猿楽町さるがくちょうから神保町じんぼうちょうの通りへ出て、小川町おがわまちの方へ曲りました。私がこの界隈かいわいを歩くのは、いつも古本屋をひやかすのが目的でしたが、その日は手摺てずれのした書物などを眺ながめる気が、どうしても起らないのです。私は歩きながら絶えず宅うちの事を考えていまし... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ㉑

    四十一 「私はちょうど他流試合でもする人のようにKを注意して見ていたのです。私は、私の眼、私の心、私の身体からだ、すべて私という名の付くものを五分ぶの隙間すきまもないように用意して、Kに向ったのです。罪のないKは穴だらけというよりむしろ明け放しと評するのが適当なくらいに無用心でした。私は彼自身の手... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑳

    三十六 「Kはなかなか奥さんとお嬢さんの話を已やめませんでした。しまいには私わたくしも答えられないような立ち入った事まで聞くのです。私は面倒よりも不思議の感に打たれました。以前私の方から二人を問題にして話しかけた時の彼を思い出すと、私はどうしても彼の調子の変っているところに気が付かずにはいられない... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑲

    三十一 「その時私はしきりに人間らしいという言葉を使いました。Kはこの人間らしいという言葉のうちに、私が自分の弱点のすべてを隠しているというのです。なるほど後から考えれば、Kのいう通りでした。しかし人間らしくない意味をKに納得させるためにその言葉を使い出した私には、出立点しゅったつてんがすでに反抗... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑱

    二十六 「Kと私わたくしは同じ科におりながら、専攻の学問が違っていましたから、自然出る時や帰る時に遅速がありました。私の方が早ければ、ただ彼の空室くうしつを通り抜けるだけですが、遅いと簡単な挨拶あいさつをして自分の部屋へはいるのを例にしていました。Kはいつもの眼を書物からはなして、襖ふすまを開ける... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑰

    二十一 「Kの手紙を見た養父は大変怒りました。親を騙だますような不埒ふらちなものに学資を送る事はできないという厳しい返事をすぐ寄こしたのです。Kはそれを私わたくしに見せました。Kはまたそれと前後して実家から受け取った書翰しょかんも見せました。これにも前に劣らないほど厳しい詰責きっせきの言葉がありま... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑯

    十六 「私は相変らず学校へ出席していました。しかし教壇に立つ人の講義が、遠くの方で聞こえるような心持がしました。勉強もその通りでした。眼の中へはいる活字は心の底まで浸しみ渡らないうちに烟けむのごとく消えて行くのです。私はその上無口になりました。それを二、三の友達が誤解して、冥想めいそうに耽ふけって... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑮

    十一 「私は早速さっそくその家へ引き移りました。私は最初来た時に未亡人と話をした座敷を借りたのです。そこは宅中うちじゅうで一番好いい室へやでした。本郷辺ほんごうへんに高等下宿といった風ふうの家がぽつぽつ建てられた時分の事ですから、私は書生として占領し得る最も好い間まの様子を心得ていました。私の新し... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑭

    六 「私は縁談の事をそれなり忘れてしまいました。私の周囲ぐるりを取り捲まいている青年の顔を見ると、世帯染しょたいじみたものは一人もいません。みんな自由です、そうして悉ことごとく単独らしく思われたのです。こういう気楽な人の中うちにも、裏面にはいり込んだら、あるいは家庭の事情に余儀なくされて、すでに妻... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑬ 下 先生と遺書

    下 先生と遺書 一 「……私わたくしはこの夏あなたから二、三度手紙を受け取りました。東京で相当の地位を得たいから宜よろしく頼むと書いてあったのは、たしか二度目に手に入いったものと記憶しています。私はそれを読んだ時何なんとかしたいと思ったのです。少なくとも返事を上げなければ済まんとは考えたのです。し... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑫

    十六  父は時々囈語うわことをいうようになった。 「乃木大将のぎたいしょうに済まない。実に面目次第めんぼくしだいがない。いえ私もすぐお後あとから」  こんな言葉をひょいひょい出した。母は気味を悪がった。なるべくみんなを枕元まくらもとへ集めておきたがった。気のたしかな時は頻しきりに淋さびしがる病人に... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑪

    十一  こうした落ち付きのない間にも、私わたくしはまだ静かに坐すわる余裕をもっていた。偶たまには書物を開けて十頁ページもつづけざまに読む時間さえ出て来た。一旦いったん堅く括くくられた私の行李こうりは、いつの間にか解かれてしまった。私は要いるに任せて、その中から色々なものを取り出した。私は東京を立つ... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑩

    六  八月の半なかばごろになって、私わたくしはある朋友ほうゆうから手紙を受け取った。その中に地方の中学教員の口があるが行かないかと書いてあった。この朋友は経済の必要上、自分でそんな位地を探し廻まわる男であった。この口も始めは自分の所へかかって来たのだが、もっと好いい地方へ相談ができたので、余った方... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑨ 中 両親と私

    中 両親と私 一  宅うちへ帰って案外に思ったのは、父の元気がこの前見た時と大して変っていない事であった。 「ああ帰ったかい。そうか、それでも卒業ができてまあ結構だった。ちょっとお待ち、今顔を洗って来るから」  父は庭へ出て何かしていたところであった。古い麦藁帽むぎわらぼうの後ろへ、日除ひよけのた... 続きをみる

  • 夏目漱石 こころ⑧

    三十六  私わたくしはその翌日よくじつも暑さを冒おかして、頼まれものを買い集めて歩いた。手紙で注文を受けた時は何でもないように考えていたのが、いざとなると大変臆劫おっくうに感ぜられた。私は電車の中で汗を拭ふきながら、他ひとの時間と手数に気の毒という観念をまるでもっていない田舎者いなかものを憎らしく... 続きをみる