Heikemonogatari 3 Emperor Metropolitan leave
Emperor Metropolitan leave 主上都落
その夜、法皇をば内々平家のとり奉て、都の外へ落ち行べしといふ事を聞しめされてやありけん。……いかにせん藤のすゑ葉のかれゆくをただ春の日にまかせてや見ん……北山の辺、知足院へ入らせ給ふ。……平家都を落行に、六波羅・池殿・小松殿・八条・西八条以下、一門の卿相雲客の家々、廿余ケ所、付々の輩の宿所宿所、京白河に四五万間の在家、一度に火をかけて、皆焼払ふ。
(p78~90)
住みなれた都をすべて灰にしながら都を去る心境はつらいものがあったろう。負け戦とは悲惨だ。
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