"Wisdom of the Lotus Sutra" Volume1-1
「如是我聞(是の如きを、我聞きき)」とは、全生命を傾けて仏の生命の響きを受け止め、仏の生命に触れていくことです。……仏の入滅を転機として、”救われる弟子”から”救う弟子”へと転換したのです。これこそ法華経の精神です。……法華経は徹頭徹尾、師弟不二が魂なのです。
「如我等無異(我が如く等しくして異なること無からしめん)」――一切衆生を、自分と同じ境涯にまで高めたいという仏の誓願です。ここにこそ、人材育成の精神、「人間教育」の根本があると思う。それが「師弟」です。
”三重苦”のヘレン・ケラーとサリバン女史とのエピソード。サリバン女史の晩年、ある大学から二人に名誉博士号が贈られることになった。しかし、女史は断った。「愛する教え子のヘレンが名誉をうけただけで、わたくしはこの上もなくまんぞくです」(村岡花子著『ヘレン・ケラー』)
千代の富士の偉さ――横綱のとき、いろいろな弟子に稽古をつけたが、その思いは”俺を超えて立派な相撲取りになってほしい”だった、という。
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