inu-daisukiのブログ

 犬好きです。いろんなことに挑戦しています。英語、中国語、フランス語、韓国語、カラオケ、健康体操、野鳥観察、文学、哲学書・宗教書を読む、認知症サポーター、地域コミュニティーの在り方、図書館の在り方、老人会(寿会)の在り方探索、国際交流、短歌、俳句、川柳、各紙への投稿等々……。しかし、どれも中途半端なので、最近は、とりあえず英語が流暢に話せるようになるため、多くの時間をかけています。

Dostoevsky 'Brothers of Karamazov'First volume 14

 「グリゴーリイはカンテラをともし、庭に鍵を持って、相変わらず子供の泣き声がきこえるとか言い張る妻のヒステリックな恐怖には注意を払わず、無言のまま庭に出ていった。庭に出てみると、呻き声が庭の木戸の近くにある風呂場からきこえてくるkとが、はっきりわかった。風呂場の戸を開けるなり、彼は呆然と立ちすくむような光景を見いだした。巷をいつもさまよい歩いて、町じゅうに有名な、リザヴェータ・スメルジャーシチャヤという綽名の、神がかり行者が、風呂場に入りこみ、たった今赤ん坊を産み落としてところだったのである」(p234)
 グリゴーリイの妻・マルファが6本指の子を産み、間も亡くなった時の事件なので何か不気味さが漂う。……「赤ん坊は助かったが、リザヴェータは明け方、息を引きとった……こうしてマルファは子供を育てることになった」(P234~242)
 リザヴェータ・スメルジャーシチャヤが産み落とした赤ん坊は果たして誰の子だろうか