Elderly Watching Center
先日、市内の高齢者が3日間だれにも気づかれず亡くなっていた。人ごととは思えない。わが国の高齢化のスピードは速く、2030年には3人に1人が65歳以上になると予測されている。なかでも岩手県の高齢化率は高く、地域によっては43%を超す個所も出ている。
人間はどうにもならなくなると協力し合い、力を発揮する。岩手県宮古市では、ICT(情報通信技術)を使って「高齢者見守りセンター」を立ち上げた。大学をはじめ社会福祉協議会、医療機関、精神保健福祉センター、民生委員、隣人、民間事業者、児童・学生ボランティアや職場OB等々、あらゆる人の協力がある。
その結果、何か困ったことがあると、高齢者の自宅の電話から24時間いつでも「センター」に連絡ができ、支援する体制が整ったことは圧巻である。
簡単に「センター」ができたとは思えない。財政的には厚労省から支援を受け、試行錯誤し、とことん話し合って、知恵を出し合ったようだ。私たちはこうした先行事例に学び、自分たちの地域に合った高齢者対策を考え、実施する時代に入ったといえよう。
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