Heikemonogatari 4 Heidainagon nagasare
Heidainagon nagasare平大納言被流
同九月廿三にち、平家の余党の都にあるを、国々へつかは去るべき由、』鎌倉殿より公家へ申されたりければ、平大納言時忠卿能登国、子息讃岐中将時実上総国、……此大納言と申は、出羽前司具信が孫……愛別離苦のかなしみを故郷の雲にかさねたり。(p296~300)
平時忠は、平安時代末期の公家。桓武平氏高棟流、いわゆる堂上平氏の生まれ。父は兵部権大輔・平時信。母は二条大宮(令子内親王)の半物(はしたもの、下仕えの女房)をしていた女性(氏素性は未詳)。平清盛の継室である平時子の同母弟。後白河法皇の寵妃で高倉天皇の母・建春門院は異母妹にあたる。平大納言、平関白と称された。また、平家の滅亡後も生き延びている。なお、いわゆる「平家にあらずんば人にあらず」とはこの時忠の発言である。
「平家にあらずんば人にあらず」――平家物語などに出てきます。平家が天下を取った時代にその権力・特権階級を表現するために言われたとされてます。平時忠(平清盛の義弟)のセリフとされています。平家でなければ人間とは言えない、源氏は人間以下だと言うことです。まあどっかの半島国家が現代で言いそうなセリフですが。現在でも特権意識のある集団や派閥などがそういうことを言うときがあります。正社員じゃなければ社会人じゃないとか、キャリア組じゃなければ国家公務員じゃないとかまあそんな感じです。(Yahoo知恵袋より)
鎌倉殿(源頼朝)から、配流先が決められ、公家に伝えられた。皆、別々の国に行かされるのである。その悲しみは想像を超える。
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