Novel "New Human Revolution" Volume 1 12
「山本伸一は、再び座談会場になっていた部屋に顔を出した。アイ・リンが懇談する人々との間を縫うように、茶菓を運び、忙しく動き回っていた。その動きを見ていると、まるでわが家のように、ギルモア夫妻の寝室にも自由に出入りしている。伸一は彼女を呼び止めた。『リンさん、あなたはギルモアさんの友人かもしれないが、人の家の寝室に出入りしたりすることは慎まなければなりません。お互いのプライバシーを守ることは、アメリカ社会の大切なモラルです。仏法は人の振る舞いを説いたものであり、仏法即社会です。人びとの信頼を勝ち得るためには、細かい事への気遣いが大事ですよ』……」(p131~132)
伸一は将来、アメリカの広布をリードする宝の人材をきめ細かに指導していった。
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