inu-daisukiのブログ

 犬好きです。いろんなことに挑戦しています。英語、中国語、フランス語、韓国語、カラオケ、健康体操、野鳥観察、文学、哲学書・宗教書を読む、認知症サポーター、地域コミュニティーの在り方、図書館の在り方、老人会(寿会)の在り方探索、国際交流、短歌、俳句、川柳、各紙への投稿等々……。しかし、どれも中途半端なので、最近は、とりあえず英語が流暢に話せるようになるため、多くの時間をかけています。

Dostoevsky 'Brothers of Karamazov'First volume 27

 「『で、きのこは?』だしぬけにフェラポント神父が、グの音をほとんどKHに近く、咽喉から押しだすように発音しながら、たずねた。『きのこ?』修道僧はびっくりしてきき返した。『そうとも。わしはあの連中のパンなど全然要らぬから、断るつもりだった。森にでも行けば、きのこや木の実で生きてゆかれるからの。それなのに、ここの連中はパンから離れようとせん、つまり悪魔に縛られておるのだ。この節は不浄の輩が、斎戒は必要ないなどとぬかしておる。こういう考えこそ、不浄なものにほかならんのだ』『ああ、本当でございます』修道僧は嘆息した。」(p412~413)
 余りにも厳しいフェラポント神父修行に修行僧は恐れ入っている。