Dostoevsky 'Brothers of Karamazov'First volume 27
「『で、きのこは?』だしぬけにフェラポント神父が、グの音をほとんどKHに近く、咽喉から押しだすように発音しながら、たずねた。『きのこ?』修道僧はびっくりしてきき返した。『そうとも。わしはあの連中のパンなど全然要らぬから、断るつもりだった。森にでも行けば、きのこや木の実で生きてゆかれるからの。それなのに、ここの連中はパンから離れようとせん、つまり悪魔に縛られておるのだ。この節は不浄の輩が、斎戒は必要ないなどとぬかしておる。こういう考えこそ、不浄なものにほかならんのだ』『ああ、本当でございます』修道僧は嘆息した。」(p412~413)
余りにも厳しいフェラポント神父修行に修行僧は恐れ入っている。
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