Dostoevsky 'Brothers of Karamazov'First volume 16
「つい昨日あたりかもしれないんだが、親父ははじめて、グルーシェニカがことによると本当に、冗談じゃなく俺と結婚する気になるかもしれないってことを、本気で嗅偽つけたんだよ。親父もあの女の気性は知っている。あの牝猫のことはよくしっているからな。」(p206)「『殺すって、だれを?』『爺をさ。あの女は殺さんよ』『兄さん、なんてことを言うんです!』『でも、わからんさ……ひょっとしたら殺さんかもしらんし、あるいは殺すかもしれない』」「『じゃ、行ってきます、兄さん。そんな恐ろしいことが起らないよう、神さまがうまく取りはからってくれますよ、僕は信じてます』『じゃ、俺はここに腰をおろして、奇蹟を待つとしよう。でも、もし奇蹟が起らなかったら、そのときは……』アリョーシャはもの思わしげな様子で父のところに向かった」(p300)
非常に不気味な展開になっている。
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