inu-daisukiのブログ

 犬好きです。いろんなことに挑戦しています。英語、中国語、フランス語、韓国語、カラオケ、健康体操、野鳥観察、文学、哲学書・宗教書を読む、認知症サポーター、地域コミュニティーの在り方、図書館の在り方、老人会(寿会)の在り方探索、国際交流、短歌、俳句、川柳、各紙への投稿等々……。しかし、どれも中途半端なので、最近は、とりあえず英語が流暢に話せるようになるため、多くの時間をかけています。

Dostoevsky 'Brothers of Karamazov'First volume 16

 「つい昨日あたりかもしれないんだが、親父ははじめて、グルーシェニカがことによると本当に、冗談じゃなく俺と結婚する気になるかもしれないってことを、本気で嗅偽つけたんだよ。親父もあの女の気性は知っている。あの牝猫のことはよくしっているからな。」(p206)「『殺すって、だれを?』『爺をさ。あの女は殺さんよ』『兄さん、なんてことを言うんです!』『でも、わからんさ……ひょっとしたら殺さんかもしらんし、あるいは殺すかもしれない』」「『じゃ、行ってきます、兄さん。そんな恐ろしいことが起らないよう、神さまがうまく取りはからってくれますよ、僕は信じてます』『じゃ、俺はここに腰をおろして、奇蹟を待つとしよう。でも、もし奇蹟が起らなかったら、そのときは……』アリョーシャはもの思わしげな様子で父のところに向かった」(p300)
 非常に不気味な展開になっている。