inu-daisukiのブログ

 犬好きです。いろんなことに挑戦しています。英語、中国語、フランス語、韓国語、カラオケ、健康体操、野鳥観察、文学、哲学書・宗教書を読む、認知症サポーター、地域コミュニティーの在り方、図書館の在り方、老人会(寿会)の在り方探索、国際交流、短歌、俳句、川柳、各紙への投稿等々……。しかし、どれも中途半端なので、最近は、とりあえず英語が流暢に話せるようになるため、多くの時間をかけています。

I visited the total head office Mimasuya

 先日、ぶらっと「三枡屋總本店」に入りました。気さくな奥様、明るい店員さんに迎えられ、アットホームな雰囲気で時間を過ごすことができました。店の前にはかわいらしいジュズサンゴの小さな赤い実がさりげなくお客さんを歓迎しています。その実の大きさは5mmくらいです。また、窓の外には瓢箪が良い形に吊り下がっています。200年近い歴史を持つ風格が漂います。三枡屋では、麦落雁の他、ドラヤキなどの和菓子、マドレーヌや期間限定の塩サブレなどの約50種のお菓子とおいしいコーヒーもあなたを温かく迎えてくれます。


 麦落雁の老舗「三枡屋總本店」は館林市本町にあります。三枡屋は当初、安土桃山時代の天正年間(1570年)に菓子屋を営んでいましたが、その後、文政元年(1818年)に麦落雁を造りはじめました。それから34年後、嘉永5年(1852年)のある日、吉田松陰が足利から木戸町。高根町を通り、三角公園の横を通過し館林城まで兵学師範を訪ねたとわれます。ということは、松陰がこの店の前を通った可能性もあります。ただ松陰が通ったのは未明のようですから、店は閉まっていたのかな? 何か歴史を感じ、わくわくします。


 記念すべきことは、明治19年(1886年)、皇太后陛下が館林のつつじが岡公園に行啓の際、麦落雁をお買い上げになりました。明治23年(1890年)、内国勧業博覧会に出品し地方菓子として初めて宮内庁の御用達を賜り、全国菓子博覧会で金賞を受賞しました。