inu-daisukiのブログ

 犬好きです。いろんなことに挑戦しています。英語、中国語、フランス語、韓国語、カラオケ、健康体操、野鳥観察、文学、哲学書・宗教書を読む、認知症サポーター、地域コミュニティーの在り方、図書館の在り方、老人会(寿会)の在り方探索、国際交流、短歌、俳句、川柳、各紙への投稿等々……。しかし、どれも中途半端なので、最近は、とりあえず英語が流暢に話せるようになるため、多くの時間をかけています。

St. Bartholomew's Day Massacre

St. Bartholomew's Day Massacre(サンバルテルミの虐殺)
1572年、ユグノー戦争最中の旧教徒による新教徒の虐殺。(「世界史の窓」)


 渡辺和夫・鈴木力衛(2010)『増補 フランス文学案内』に「宗教戦争は、旧教徒が新教徒を皆殺しにしようとした聖バルテルミーの大虐殺(1572)を機に予測のつかない状態になるのです」と記述する。


 キリスト教の歴史は、バラ色ではない。かつてキリスト教において旧教徒と新教徒が血で血を争う戦いの歴史があった。ちなみに仏教学者の小林正博は、「仏教は、世界平和を語る資格を持つ唯一の世界宗教である。キリスト教やイスラム教は異教徒を弾圧、制圧して侵略の歴史を持つが、仏教は他宗教に対して寛容であり、殺戮や宗教戦争とは無縁の平和の宗教である」と述べている。宗教者は聖バルテルミーの大虐殺のような血生臭い事件から目をそらすことなく、謙虚に歴史に学び、世界平和に貢献すべきである。