St. Bartholomew's Day Massacre
St. Bartholomew's Day Massacre(サンバルテルミの虐殺)
1572年、ユグノー戦争最中の旧教徒による新教徒の虐殺。(「世界史の窓」)
渡辺和夫・鈴木力衛(2010)『増補 フランス文学案内』に「宗教戦争は、旧教徒が新教徒を皆殺しにしようとした聖バルテルミーの大虐殺(1572)を機に予測のつかない状態になるのです」と記述する。
キリスト教の歴史は、バラ色ではない。かつてキリスト教において旧教徒と新教徒が血で血を争う戦いの歴史があった。ちなみに仏教学者の小林正博は、「仏教は、世界平和を語る資格を持つ唯一の世界宗教である。キリスト教やイスラム教は異教徒を弾圧、制圧して侵略の歴史を持つが、仏教は他宗教に対して寛容であり、殺戮や宗教戦争とは無縁の平和の宗教である」と述べている。宗教者は聖バルテルミーの大虐殺のような血生臭い事件から目をそらすことなく、謙虚に歴史に学び、世界平和に貢献すべきである。
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