inu-daisukiのブログ

 犬好きです。いろんなことに挑戦しています。英語、中国語、フランス語、韓国語、カラオケ、健康体操、野鳥観察、文学、哲学書・宗教書を読む、認知症サポーター、地域コミュニティーの在り方、図書館の在り方、老人会(寿会)の在り方探索、国際交流、短歌、俳句、川柳、各紙への投稿等々……。しかし、どれも中途半端なので、最近は、とりあえず英語が流暢に話せるようになるため、多くの時間をかけています。

Affirming slavery

 佐藤優『新約聖書』2「テトスへの手紙}に「奴隷には、あらゆる点で自分の主人に服従して、喜ばれるようにし、反抗したり、盗んだりせず、常に忠実で善良であることを示すように勧めなさい。そうすれば、わたしたちの救い主である神の教えを、あらゆる点で輝かすことになります」(p283)


 キリストの使徒パウロも時代の制約を受けていた。もちろんキリストもそうだろう。奴隷は奴隷のままでいい、という差別を肯定するしかなかったのかもしれない。ところが中村元著『ブッダの人と思想』に「どこの国でも昔はやっぱり家柄というのがありまして、インドではバラモンが重んぜられていましたから、バラモンの家に生まれた人が、家柄だけで貴いと思われている。そうじゃないので、その人の行いがどのようなものであるかということによって決めるんだというんですね。やはり人々から尊ばれるのは、立派な行為をしている人でなければならないと。それこそ本当のバラモンだということをいうんですね」とあります。釈尊は人を生れによって差別してはいけない、その人の行動を見ていた。