"Wisdom of the Lotus Sutra" Volume1-2
須田「一方、人間の脳は、単純な計算や情報や多量に記憶することなどには向いていませんが、少々のエラーが出ても対応できる柔軟性があり、多様な情報のなかから、必要な情報を瞬時に取り出せる能力をもっています。どんな有能なコンピューターに将棋をさせても、ちょっとしたアマチュアにも負けてしまうことがあります」
名誉会長「なるほど。ちょっと概観しただけでも、現代の科学が法華経と調和してきていることが分かるね。大切なことは、こうした志向性を『一人の人間の限りない尊貴さ』の認識へと、リードしていくことです。」(p262)
この対談は1996年に行われている。現在、コンピュータの技術は進化しプロ棋士がコンピューターに負けてしまう場面も出てきている。須田の話に、名誉会長が「なるほど」としか答えず、話題を「人間の限りない尊貴性」に転換している点に頭の回転の鋭さを感じる。
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