Heikemonogatari 4 Tuginobu the last
Tuginobu the last嗣信(つぎのぶ)最期
九郎大夫判官、其日の装束には、赤地の錦の直垂に、紫すそごの鎧着て、……舟のかたをにらまへ、大音声をあげて、「一院の御使検非違使五位源義経」と名のる。……源氏の方にも心得て、奥州の佐藤三郎嗣信、……一人当千の兵ども、……大将軍の矢おもてにふさがりければ、ちから及び給はす、……射抜かれて、しばしもたまらず馬よりさかさまにどうど落つ。(p152~161)
『平家物語』で継信は平教経が義経を狙って放った矢を身代わりとなって受けて戦死したとされているが、『吾妻鏡』では教経は一ノ谷の戦いですでに戦死した事になっている。
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