Dostoevsky 'Brothers of Karamazov'First volume 23
「『すっかり衰弱なさって、昏睡状態に陥られた』アリョーシャに祝福を与えたあと、パイーシイ神父が小声で告げた。……『そのためにこそ、あれに祝福を授けたのだ。あれの居場所は向うだ、今のところここではない』と、こうおっしゃっておられた。お前のことをいとしげに、心配そうに思いだしておられたぞ、身に余る光栄だ、わかるね? ただ、どうして当分俗界にいるようにお定めになられたのかな? つまり、お前の運命に何事か予見なさったのだろう?……」「明日は修道院から一歩も出ずに、息を引きとるその時まで長老の枕辺に付き添っていようと、熱っぽい気持で家宅決心した。」(p391~392)
その後、アリョーシャはホフラコワ夫人の令嬢リズからもらったラブレターを読んだ。
「『神さま、先ほどのあの人たちをみな、お憐みください。不幸な、落ちつなぬあの人たちを守って、道をお示しください。あなたは愛です。みなに喜びをお授けください!』十字を切り、安らかな眠りに沈みながら、アリョーシャはつぶやいた。」(p396)
第一部は静かに終わっているが、次の第二部はどう展開していくのだろう。
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