Let's do the good untiringly
佐藤優『新約聖書』2「ガラテヤの信徒への手紙」にパウロは「たゆまず善を行いましょう。飽きずに励んでいれば、時が来て、実を刈り取ることになります」(p222)と言った。
弛まず善を行えば結果として平和な世界が実現することは間違いない。仏教においても中村元は、「すべて悪しきことをなさず、善いことを行ない、自己の心を浄めること、――これが諸々の仏の教えである(『ダンマパダ』」と述べている。キリスト教も仏教も善いことをするよう勧めているのは共通のようだ。
佐藤優はパウロを重要な使徒と位置付けている。しかし、佐藤康邦は、ニーチェの「パウロこそ、最も熱心な扇動者であり、復活したイエスという虚言によって、権力への道、僧侶として大衆を屈従させる権力への道をひた走った存在である」との言葉を紹介している。ニーチェは、キリスト教を徹底して批判し、後世の弟子たちがキリストを奉り上げ、神格化していったという。同じ佐藤でも、佐藤優は「キリスト教の教祖はイエスであるが、開祖はパウロなのである」(p12)とパウロを高く評価している点が異なっている。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。